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領域情報
生殖医療・女性外科
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女性にとってもっと"低侵襲"でやさしい医療を
国内初のフルディスポーザブル硬性子宮鏡 (※2023年9月テルモ調べ)
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子宮鏡治療に用いられる硬性子宮鏡システムは、モニターや光源装置など大型の外部装置と接続して利用する必要があるため、導入コストや設置スペースが課題とされてきました。また、子宮鏡治療は入院を伴い手術室で実施されることが一般的で、外来で実施されるケースは少ないのが現状です。
オペラスコープは外部装置を用意することなくオペラスコープ本体と鉗子で子宮の内腔を観察、治療することができます。また、子宮鏡から液晶ディスプレイまで全ての機器に対して使用前の滅菌作業が不要です。
医療機関への導入にかかる負担が少なく、滅菌作業も不要なフルディスポーザブル硬性子宮鏡により外来での日帰り治療を可能にし、患者さんにより負担の少ない治療を提供します。
卵管鏡下卵管形成システム
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女性の不妊症の原因には排卵因子、卵管因子、子宮因子、頸管因子、免疫因子などが存在し1)、卵管因子は、女性側不妊原因の約3割に存在します。2) 3)。
FTカテーテルシステムは卵管通過障害を原因とした不妊の方を対象にした治療(卵管鏡下卵管形成術)に用いる医療機器システムです。経腟的なカテーテル治療のため身体への負担が少なく、短期入院か日帰りでの治療が可能です。細くて繊細な卵管内腔を観察するための細径(0.5mm、0.6mm)で柔らかい卵管鏡と特殊なバルーンカテーテルを採用しています。
1) 福田 愛作 卵管鏡下卵管形成術 『臨床婦人科産科』 2018 増刊号 vol.72 no.4 P152-158
2) 塩谷 雅英ら 卵管障害に対する卵管鏡 『臨床婦人科産科』 2016 Vol.70 no.2 P172-178
3) Role of tubal surgery in the era of assisted reproductive technology: a committee opinion, American Society for Reproductive Medicine, VOL. 115 NO. 5 / MAY 2021
スプレー式癒着防止材
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術後癒着は腹部手術における頻度の高い合併症の一つであり、腹部骨盤手術においては66~79%程生じると言われています4)。子宮や子宮付属器に対する手術後には広く癒着防止材が使用されていますが、アドスプレーはノズルタイプのスプレー式癒着防止材であるため、ダグラス窩や後腹膜剥離面などの深くて複雑な処置部位へ簡便にアクセスでき、目的とする部位で隔壁となるゲルを形成することができます。
手術を受けた患者さんの術後癒着を軽減することで、生殖・女性医療における外科的治療をサポートします。
4) De Wilde RL, Devassy R, Broek RPG ten, et al. The future of adhesion prophylaxis trials in abdominal surgery: an expert global consensus. JCM. 2022;11(6):1476.