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TERUMO EVT GYM オンラインオンラインLIVE プレイバック企画(2024年7月16日)

SFA-CTOを閉塞しているATA経由で治療を行った1例

総合東京病院 滝村 英幸先生

滝村 英幸 先生

総合東京病院

症例:80代女性

主訴は間欠性跛行(Rutherford3)、リスクファクターは糖尿病と高血圧、既往歴は関節リウマチ、ABIは左0.57、右は測定不能であった。今回のターゲットリージョンは左SFAとし、左PTA(Posterior Tibial Artery)からシース挿入をするとBTK3枝閉塞のリスクがあるので、左 DA(Dorsal Artery)からTAIの方針とした。

図1の画像
図1 術前CT(SFA)
図2の画像
図2 術前CT(BTK)

症例の流れ:ATAからSFAへのアプローチ

DAは閉塞していたが内腔はあるので穿刺を検討したが、難しいと判断しPTAを穿刺した。PTA経由でATAにレトログレードアプローチを行いDAからシースを挿入するため、1gワイヤーを進めたがATA(Anterior Tibial Artery)方向へワイヤリング出来ないため、Zizai™をPOP方向へ進め造影した(図3)。ATA入口部は狭窄しており、更に末梢は閉塞していることを確認した。ATA入口部へワイヤー通過に成功し急峻な角度ではあったがZizai™を追従させ(図4)、ATAは閉塞血管でありワイヤールートはSubでも良いと判断しワイヤーナックルにて末梢まで進めた。DAを18G針で穿刺をしワイヤーランデブーに成功した(図5)。その後、DAに4Frシースを挿入し、2.5㎜径バルーンでATAを拡張したあと、PTAのワイヤーとZizai™を抜去後にアプローチサイトの止血を行い、ATAの4Frシースからガイディングシースへ入れ替えを行った。

図3の画像
図3
図4の画像
図4
図5の画像
図5

症例の流れ:SFA CTOへのWiringとFinalize

ガイディングシースから造影を行い、SFAの石灰化を伴う短いCTO病変を確認した(図6)。6gワイヤーで石灰化を縫うようにdrillngをし、ワイヤー通過に成功した。血管狭窄部貫通用カテーテルでCTO部分を通過させた後に、4㎜径のバルーンで拡張を行った。OFDIで血管内を観察すると突出する石灰化及び、Distal部分は解離を認めた(図7)がルーメンは確保出来ていた。石灰化部分に4㎜径のcutting balloonで拡張を追加しルーメンは確保(図8)できたが、圧較差は改善しなかったため更にProximal側の病変(図9)に4㎜径のcutting balloonで拡張しDES 7㎜×150㎜を留置した。Distal側はDCB 4㎜×200㎜を施行した。最終造影では病変部は拡張出来ており、圧較差がなくなったことを確認し終了した。(図10)今回の様にPTAは開通しているがATAは閉塞している様な症例でTAIを行う際、PTAからシースを挿入するとPTAも閉塞してしまいCLTIを招いてしまう恐れがある。今回の様な場合は閉塞しているATA経由のTAIを行うことが重要と考える。

図6の画像
図6
図7の画像
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図8の画像
図8
図9の画像
図9
図10の画像
図10

BTK CTOをPedal artery 経由のIVUSガイドにて治療した1例

国保旭中央病院 早川 直樹 先生

早川 直樹 先生

国保旭中央病院

症例:80代女性

主訴は左下肢潰瘍、疼痛、色調不良であり、既往歴は高血圧、糖尿病、慢性腎機能障害であった。過去に両側下肢の潰瘍、虚血にてEVTを複数回行い、創傷治癒・再発を繰り返している。今回左下肢3趾の潰瘍の再発を認め、色調不良及び安静時痛も認めるようになり今回EVTの方針となった。

同側順行アプローチにて造影を行うと前回治療したPA(Peroneal Artery)は開存しており、ATA(Anterior Tibial Artery)は入口部から閉塞していた(図1)。末梢部分のDA(Dorsal Artery)は確認出来た(図2)。

図1の画像
図1 治療前BTK造影(Proximal)
図2の画像
図2 治療前BTK造影(Distal)

症例の流れ:IVUSガイドによるアンテグレードワイヤリング

ATA入口部を先端アングルタイプのマイクロカテーテルと3gワイヤーで捉えたが、ATAの途中からワイヤーがとぐろを巻き進まなくなったのでIVUS(AnteOwl WR™)ガイドワイヤリングに切り替えた(図3)。ATA-MIDからSubに迷入していることを確認し(図4)、IVUSガイドで12gワイヤーをプラーク内に誘導しトラッキング出来た。最後DAの屈曲部分にIVUSもワイヤーも追従しなかったので再び3gワイヤーにステップダウンしワイヤーをCTO出口に誘導した。

図3の画像
図3
図4の画像
図4

症例の流れ:IVUS観察下でのTrans Pedal Approach

DAにマイクロカテーテルを進め造影をするとPlanter Arteryを確認出来たので(図5)、潰瘍の状態と血管開存を考えるとPTA(Posterior Tibial Artery)-Planter方向の血流を確保するのが良いと考えTrans Pedal Approachを行った。ATA-DAをballooningしマイクロカテーテルを追従させ、難渋しながらも1gワイヤーが進んだが進行方向は内側であり違和感を覚えた(図6)。確認のためIVUS(AnteOwl WR™)観察下でTrans Pedal Approachを行い(図7)、ワイヤーはTrueルーメンにあることを確認した(図8)。PA-Planterのvariant typeと判断し、アンテグレードからPAをワイヤリングすることでランデブーに成功した。その後、3㎜でballooningし終了した(図9)。AnteOwl WR™観察下でATAを順行性にワイヤー通過出来たこと、そしてAnteOwl WR™をPedal Arteryに追従させレトロワイヤーの状況を確認出来たことが手技成功のポイントであった。

図5の画像
図5
図6の画像
図6
図7の画像
図7
図8の画像
図8
図9の画像
図9 最終造影

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